あつもり草が咲き始めました
近所のとある場所で今年もしっかりと咲き始めました。
今年はちょっとした事件があったそうです。
庭のスギナや雑草が出てきたので、気がついた娘さんが善意で草取りをしたそうな。
しかし「あつもり草」の芽も雑草の芽も区別がつかなかった様で、きれいに草を取っていたといいます。それに気づいたご主人があわてて「やめろ!」
芽吹いた「あつもり草」の若芽も一部雑草と消えたのでした。
毎年みてわかっている人なら小さくても「雑草」なのか「あつもり草」なのか見分けがつきますが、いままで東京暮らしだった娘さんの場合、わからなかったんでしょうね。
でも、今年もこんなに咲いてくれました。
毎年少しづつ増えている様です。環境の良い庭なんでしょうね?
こまかな芽もいっぱい出てきています。
ただ心配なのがやはり「盗掘」とか。
道路に面しているため過去に根こそぎ「盗掘」されたことがある様です。
今は道路から見えないように囲いをつけています。
こまったものですね。
幼少の頃は山の中で良く見かけたと言います。
森林環境の変化、希少植物の「盗掘」などにより今では見ることができなくなりました。
残念ですね。
「あつもり草」も「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」により、1997年に「特定国内希少野生動植物種」に指定された様です。
現在では環境大臣の許可をうけた場合などの例外を除き、採集等は原則禁止とされています。
違反した場合、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金ですよ。
希少なものの有無にかかわらず「人の手で破壊したものも」は「人の手で保護」することが義務かもしれません。
ちなみに「特定国内希少動植物種」を栽培することは禁止されていない様です。
販売・購入については「国内希少動植物種」は原則譲渡禁止ですが「特定国内希少動植物種」の場合「無菌播種」などによって人工的に増殖された個体の場合「環境大臣及び農林水産大臣への届け出をした者」であれば販売、頒布等が可能。
難しくなってきましたが、生育している環境を保全しながらその場所で観察するのが一番だと思います。
ちょっと野山を散歩し身体にいい事をしながら目の保養もできれば十分ですよね。
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