十割そば

 岩手町の食文化ってなんだろうと思い起こしてみると・・・
昭和世代それも50代以上の達人たちは「白米」より「ひえ」を食する割合のほうが多い生活の中では、主食としての「そば」や「麦」を良く食べたと思う

「そば」は今で言う中山間地の畑。それもそんなに肥沃でない土地にでもしっかりと育ち、花を咲かせ、秋には実をつけてくれる。それを町内の製麺業者に持って行き粉にした様です

粉にする料金は、そばの実との物々交換ですませた人たちもいたようでした。生産者は小作したもので食料を得、製麺業者はその実を使い付加価値の高い商品にかえ販売することで成り立っていたんですね

そば粉に挽いてもらい「そばかっけ」にしたり
各家庭にはめん棒やのし板はほとんど常備され「生そば」として自分達で打つのが当たりまえだった様な気がします。田舎の各家庭には「石臼」なども用意され、今で言えば貴重な道具なのですが、そんな道具しかなかったんです

子供の頃は、その「石臼」に鉄の棒を通し「バーベル」として遊んだりもしたと聞いています。便利になると古くて面倒なものが「不便だから」としだいに使われなくなりますが、本来の味を求めたときに、手間隙がかかる昔に還るのが世の流れでしょうか?

「手打ちそば」は「つなぎ」を使い、ある程度の食感がほしい。特に「そば」を主食として「そば粉」そのものを調理し食してきた人たちには、そばの香りより胃袋を満たすことのほうが優先とか。そばを楽しむゆとりなどないのが一般的の様でした。今だからこそ当時を懐かしく思い「そばの香り」と味に薀蓄(うんちく)をたれるだけのゆとりがあるのかもしれません

「そば」は十割だと「こなす力」と「伸ばす力」が十分でないと、暖かい汁でいただく場合「すぐにきれてしまい」食感が感情を満たすには程遠いのでは。これは食料として食べてきた故の発言かもしれませんが「麺にこし」はあってしかるべきでしょうね。そして何といって主役は「そば」。脇役の「たれ」もしっかりしている事が美味しくいただく必須条件の一つですね。ちなみに薬味の「ねぎ」は、「ねぎ」自体が強烈な個性があり、素材の味を殺してしまうため個人的には一緒に食しません

なんだかんだと書いてきましたが、先日仕事がてら訪れた盛岡市。上堂にオープンした、そば処「南部めぐみ舎」で「十割そば」を食べてきました。冷たい「もり」と暖かい「かけ」の両方を食し満腹感一杯に帰ってきました

「十割そば」といえば大体の食感を想定していましたが、なんと満足のいく食感とのど越し、ほんとに「十割そば」なんですか(^_^;)

そうなんです「十割そば」なんです。詳しくは店長に聞いてくださいね v(^^)
今は「たれ」も試行錯誤で研究中とか、美味しい味を探求していただいて、みんなの胃袋と気持ちを豊かにしていただきたいで~す

そばの香りがちょっと多めに感じたい人は「玄そば」風やら「更科」風やら色々とそば粉を調合していただける様です。ぜひ一度足をはこんで「十割そば」を味わってくださいね(^_^)v

  by  ぽてと

場所はこちらです –> 南部めぐみ舎

おいしい!|2010年01月30日

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